友人たちと夜の学校に忍び込んで肝試しをしていたが、薄暗いトイレ付近ではぐれてしまい一人で心細くなっていたとき、後ろから誰かが歩み寄ってきて驚いて振り返るとそこには隣のクラスの大人しそうな女子生徒が立っていて、忘れ物を取りに来たという彼女に思わず安堵すると、彼女は自分が持っていた懐中電灯で足元を照らし出し、お互い一人では怖いからと誰もいない廊下を二人で歩いて、微妙な距離感に戸惑うけど彼女は沈黙の不安からか最近悩んでいることをぽつりぽつりと打ち明け、話したら少し楽になったと呟く彼女の微笑みに思わずドキッとしたい